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【カオサン】バックパッカーの聖地カオサンの日本人宿はどうなったか?

2023年7月2日日曜日

タイ旅行エッセイ

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バックパッカーの聖地カオサン

カオサンといえば、かつてはバックパッカーの聖地とまで呼ばれ、目的地がなくても、まずはカオサンに向かってから決めることも多々ありました。


当時はスマホもなく、インターネットカフェでメールをしたり、日本人宿の情報ノートを頼りに、100バーツ以下のドミトリー宿に泊まるバックパッカーが多くいました。


有名どころの日本人宿だと、「Traveler's Lodge」「さくらハウス」「ママズゲストハウス」「Nat2ゲストハウス」「CH2ゲストハウス」あたりでしょうか。


特にエアコンドミトリーの日本人宿で大人気だった「さくらハウス」のドミトリーはほぼ満室でしたし、併設されたレストランは「レックさんラーメン」では、日本人が絶えない日々が続いていました。その他の日本食屋「竹亭」も人気がありました。


「レックさんラーメン」はさくらハウス閉鎖前に撤退し、現在はアユタヤで営業しています。撤退後は「さくらハウス」が日本食屋をしばらく営業していました。


バンコク市内が浸水する洪水騒動や軍事クーデター前の大規模デモにより、カオサンはだんだんと日本人が減り、この頃に「さくらゲストハウス」が閉鎖しました。この頃から「竹亭」はカオサンから撤退しています。


日本人宿ロングラックゲストハウス

日本人バックパッカーが減る中、日本人宿ロングラックゲストハウスが営業を開始すると、口コミで瞬く間に広がり、シーズン中は、ドミトリーが毎日満室になるほどの大人気になりました。


ロングラックゲストハウスのFacebook


それでもコロナ中は日本人旅行者がおらず、長い月日を耐えましたが、今では通常営業しています。


かつてカオサンにあった日本人宿

かつての日本人宿を取材してきました。

ママズゲストハウス

写真中央のインド料理屋の両端がかつてのママズゲストハウスです。



ATゲストハウス

かつてのATゲストハウスはスーツ屋となっています。



New CHゲストハウス(旧CH2ゲストハウス)

入り口には日本人常駐のサワディーアンコールツアーがありましたが、コロナで閉鎖しました。



Nat2ゲストハウス

Nat2は宿泊客を受け入れており、入り口のバーは営業していましたが日本人はいません。



ナイトライフの街となったカオサン

コロナ規制中に旅行客が戻ってこないカオサンはタイ人を中心としたクラブ街と生まれ変わりました。


そしてコロナ後の大麻解禁で、大麻屋がひしめくように店を出し、多くの旅行者がカオサンに戻ってきました。


それでもコロナ前と明らかに違う点があります。それはカオサンに宿泊する人が以前に比べて、激減していました。


カオサンのランドマーク的存在のイビス スタイル ビエンタイ(旧ビエンタイホテル)は取材時は営業していませんでしたが、現在は再開しています。


フアランポーン駅から地下鉄が延伸してからは、BTS駅沿いに宿泊してから、カオサンに遊びに行くようになりました。特に夕方、ワットポーの観光を済んでからカオサンに行く旅行者が目立ちます。


おわりに

かつてのバックパッカーの聖地カオサンが今ではナイトクラブと大麻の街となってしまい、カオサン好きには寂しい想いがしますが、新しいカオサンに期待したいです。



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