バックパッカーの聖地カオサン
カオサンといえば、かつてはバックパッカーの聖地とまで呼ばれ、目的地がなくても、まずはカオサンに向かってから決めることも多々ありました。
当時はスマホもなく、インターネットカフェでメールをしたり、日本人宿の情報ノートを頼りに、100バーツ以下のドミトリー宿に泊まるバックパッカーが多くいました。
有名どころの日本人宿だと、「Traveler's Lodge」「さくらハウス」「ママズゲストハウス」「Nat2ゲストハウス」「CH2ゲストハウス」あたりでしょうか。
特にエアコンドミトリーの日本人宿で大人気だった「さくらハウス」のドミトリーはほぼ満室でしたし、併設されたレストランは「レックさんラーメン」では、日本人が絶えない日々が続いていました。その他の日本食屋「竹亭」も人気がありました。
「レックさんラーメン」はさくらハウス閉鎖前に撤退し、現在はアユタヤで営業しています。撤退後は「さくらハウス」が日本食屋をしばらく営業していました。
バンコク市内が浸水する洪水騒動や軍事クーデター前の大規模デモにより、カオサンはだんだんと日本人が減り、この頃に「さくらゲストハウス」が閉鎖しました。この頃から「竹亭」はカオサンから撤退しています。
日本人宿ロングラックゲストハウス
日本人バックパッカーが減る中、日本人宿ロングラックゲストハウスが営業を開始すると、口コミで瞬く間に広がり、シーズン中は、ドミトリーが毎日満室になるほどの大人気になりました。
それでもコロナ中は日本人旅行者がおらず、長い月日を耐えましたが、今では通常営業しています。
かつてカオサンにあった日本人宿
かつての日本人宿を取材してきました。
ママズゲストハウス
ATゲストハウス
New CHゲストハウス(旧CH2ゲストハウス)
Nat2ゲストハウス
ナイトライフの街となったカオサン
おわりに
かつてのバックパッカーの聖地カオサンが今ではナイトクラブと大麻の街となってしまい、カオサン好きには寂しい想いがしますが、新しいカオサンに期待したいです。